痔の基礎知識として覚えておきたいのが、痔の中でも出血のあるタイプです。肛門内部に出来るイボ痔もあれば、外側に出来る痔もあります。切れ痔と言われるものは肛門が裂けて起きる出血のある痔で、肛門に膿のトンネルが出来てしまうのが痔ろうと呼ばれています。

切れ痔の場合、殆どたいていの場合が肛門が裂けますから、出血します。出血のある痔の場合、切れ痔が殆どだと覚えておいて良いでしょう。肛門の出口が切れますから、痛みを伴います。

ですから痛みを感じるのでトイレを我慢するのですが、それがまた悪化の原因となって便を固くし、肛門に負担がかかり、次の排便時によけい出血することになります。切れ痔の場合は早めに治すことが一番です。

初期の段階なら自分でも治すことが出来ますから、専門クリニックに通うこともありません。普段から便秘にならないように野菜や食物繊維をたっぷり摂って、毎日排便の習慣をつけると良いでしょう。

またイボ痔でも進行していくと出血がある場合があります。肛門の出口に大きなイボが出来、それが化膿して出血するケースがあるのです。

そのような場合、たいてい痛みを伴うかなり痔が進んでしまっている状態なので、クリニックに通い、座薬や腰回りを温めることによって完治していきます。

座薬などはクリニックで処方してもらえますし、腰回りを温めるのにショートパンツやスカートを控える必要があります。

さらに出血と勘違いするものもあります。出血だと思っていた痔が、痔ろうの膿である可能性があります。

肛門周辺が化膿して膿が溜まり、膿が出ると出血したと勘違いして、切れ痔を疑う人もいるのですが、痔ろうの場合、殆どが手術しなければ治らないと言われています。

この場合も専門クリニックで受診する必要があります。痔ろうは肛門周辺にばい菌がつくことによって膿を持ちますから、悪化すると大変なことになります。手術が最も早い治療法ですから、手術のケースも考えておく必要があります。

出血を伴う痔は切れ痔が殆どで、ティッシュペーパーにつくくらいから、もっと普段から切れている部分から出血が続くケースもあります。排便時に強い痛みを感じたり、ティッシュに血がついていたりすると切れ痔を疑いましょう。

またイボ痔が進行して出血していることもありますから、やはり出血している場合は専門の肛門科やクリニックにかかってみてもらう必要があります。

初期段階で受診すれば簡単に治るケースもありますので、おかしいと感じたらすぐに受診しましょう。